ところで、残念ながら負けてしまった池田真紀さんの支持者の方が口々におっしゃっていました。「負けてしまったけど、元々与党が強いこの地域で差を詰められたのは活動を頑張った皆のお陰です!」や「やっぱり野党共闘は有効だ!」というように。
では本当にそうか見てみましょう。
- ▽和田義明(自民・新)当選、13万5842票。得票率52%
▽池田真紀(無・新)、12万3517票。得票率48%
- ちなみに総投票者数は約26万票。
ここで、参考までに前回(第47回AKB47総選挙)の結果を見てみましょう。
北海道5区(選管確定) | |||||||||
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得票数 (得票率) | 氏名 | 年齢 | 党派党派 (推薦・支持) | 新旧 | 当選回数 | 代表的肩書 | 重複 | ||
(50.9%)
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131,394町村 信孝 | 70 | 自民 (公) | 前 | 12 | (元)官房長官 | ○ | ||
(36.8%)
|
94,975勝部 賢志 | 55 | 民主 | 新 | 党道幹事長 | ○ | |||
(12.2%)
|
31,523鈴木 龍次 | 54 | 共産 | 新 | 党道委員 |
野党候補は、二人足して約12万6000票。
ちなみに総投票数は25万8000。
今回と前回、大きく違うところは野党が共闘したために、候補者が2人になったというところと、総投票数が約2000増えたことです。
野党が共闘したので、前回の非当選者二人分の票が完全に一人の票に移ったのであれば、その野党共闘は一応の成功と言えるでしょう。しかし、ご覧の通り約3000票減っていますね。
与党候補の票数を見てみると、5000票増えていますね。
つまり、総数で増えた2000票と、共闘で移り切らなかった3000票が与党候補に流れたと考えるのが自然です。
野党が共闘したので、前回の非当選者二人分の票が完全に一人の票に移ったのであれば、その野党共闘は一応の成功と言えるでしょう。しかし、ご覧の通り約3000票減っていますね。
与党候補の票数を見てみると、5000票増えていますね。
つまり、総数で増えた2000票と、共闘で移り切らなかった3000票が与党候補に流れたと考えるのが自然です。
要するに、この野党共闘の流れや、活動家()の方々の動きは、結果的に与党候補を助けることになってしまったということです!!
結局倒せないし、逆に相手の得票数も得票率も上げてしまっているのですから!
結局倒せないし、逆に相手の得票数も得票率も上げてしまっているのですから!
今回私が疑問に思ったのは、野党共闘は実は野党共倒を意味しているのではないか、ということです。
冷静に考えれば分かることですが、政治理念の一致しない、「アベを倒せ」という旗だけを掲げた共闘など上手くいくわけがないです。政党政治とは何なのか、もう一度考え直すべきではないでしょうか。
冷静に考えれば分かることですが、政治理念の一致しない、「アベを倒せ」という旗だけを掲げた共闘など上手くいくわけがないです。政党政治とは何なのか、もう一度考え直すべきではないでしょうか。
一般論として、野党が弱すぎるということは内政的に良くありません。アベが独裁政治を行っているというのであれば、目先の愚かな手法に流れずに、「政治」そのもので勝つ道を探るしか無いのです。「独裁」と批判するということは、自分たちは「独裁」ではない、より良い政治ができるということですもんね。今後は野党が浅はかなことをやめて、日本の政治が正常になることを、一国民として望んでいます。